ピラティスを始めて、体のラインが引き締まり、長年の肩こりからも解放された。
その変化は、本当に嬉しいものでした。
でも、体の調子が整ってくるにつれて、私の心の中に新たな欲求が芽生え始めたんです。
「体は変わってきたけど、なんだか心はいつも忙しないな…」
「ピラティスとよく比べられるヨガって、どうなんだろう?」
この記事では、ピラティス愛好者だった私が、あえてヨガも始めてみて感じたリアルな効果を徹底検証。40代の私たちが両方やることで得られる、最高の相乗効果についてお話しします。
そもそも何が違うの?
ピラティスとヨガ。似ているようで、実はその目的や感覚は全く異なります。
まずは、その本質的な違いを覗いてみましょう。
項目 | ピラティス | ヨガ |
目的 | 体幹の「構築」と「意識化」 | 心身の「解放」と「リラックス」 |
感覚 | 体の中心に「スッ」と芯が通る | 全身が「ふわ〜」っと緩む |
発祥 | リハビリテーション | 古代インドの修行法 |
ヨガ:
心と体を「解放」する時間
ヨガのレッスンを終えた後に私が感じるのは、まるで温泉にじっくり浸かった後のように、「ふわ〜っ」と全身の力が抜けて、心と体が内側からじんわりと緩んでいく感覚です。
仕事や育児で溜め込んだ緊張が、深い呼吸とともに「ほぐれて、溶けていく」イメージ。
それは運動というより、「心身のデトックス」。
張り詰めた神経が緩み、「本来の穏やかな自分に戻れる」ような体験でした。
ピラティス:
体の「芯を構築」する時間
一方、ピラティスを終えた後に感じるのは、体の中心に一本「スッ」と強くしなやかな芯が通る感覚です。
「お腹の力は抜けていないか」「背骨はどう動いているか」と常に頭で考えながら動く、「脳トレ」に近い感覚。
まるで「体の設計図を書き換えている」ような、精密なボディメイクをしている気分になります。
40代の悩み別おすすめ
では、今のあなたには、どちらがより必要でしょうか。
ボディラインを変えたいなら
もし、今のあなたが「とにかく体のラインを変えたい」「長年の姿勢の癖や、肩こり・腰痛を根本から改善したい」と強く感じているなら、まずはピラティスから始めるのがおすすめです。
体の内側から骨格を整え、インナーマッスルを鍛えることで、目に見える変化を実感しやすいでしょう。
具体的なエクササイズは、こちらの『背中美人になるピラティス|週一で始める40代の姿勢改善』の記事も参考にしてみてくださいね
心を深く癒したいなら
もし、「体の不調も気になるけれど、それ以上に日々のストレスで心が疲れている」「とにかくリラックスしたい」と感じているなら、ヨガから始めてみるのが良いかもしれません。
深い呼吸で自律神経を整え、心身を解放することで、穏やかな毎日を取り戻すきっかけになります。
両方の効果を検証
そして、私が最終的にたどり着いた結論は、「両方やるのが最強」だということでした。
それぞれが、互いの効果を驚くほど高め合ってくれたのです。
- ピラティスで得た体幹が、ヨガのバランスポーズを驚くほど安定させてくれました。
- ヨガで得た柔軟性が、ピラティスの脚の動きを、よりスムーズでしなやかなものに変えてくれました。
ピラティスで体の強固な土台を作り、ヨガでその土台の上にある心身を伸びやかに解放する。まさに理想的な相乗効果です。
効果的な組み合わせ
「でも、両方やるなんて時間がない…」
そう思いますよね。私もそうでした。
そこでたどり着いたのが、その日の心身の状態に合わせて使い分ける「メリハリ型」のスケジュールです。
タイミング | おすすめ | 理由 (目的) |
平日の夜 | ヨガ | 疲労回復 深い睡眠 |
週末の午前 | ピラティス | ボディメイク 姿勢改善 |
仕事で心身ともに疲れている平日の夜は、リラックス効果の高いヨガでストレスを軽減。そして、心身に余裕のある週末の午前中に、姿勢改善やボディラインの変化に効果の高いピラティスに集中する。
この「平日は回復、週末は創造」というリズムが、40代の私たちのライフスタイルには、一番合っていると感じています。
始めるための一歩
この記事を読んで、「両方試してみたい!」と感じていただけたのではないでしょうか。
別々のスタジオを探すのは大変ですが、オンラインピラティスなら、一つのサービスで両方のレッスンを受けられることが多く、とても便利です。
特に、以前の記事でも紹介した「SOELU(ソエル)」は、ピラティスもヨガも、ライブレッスンが非常に豊富。
今日の気分に合わせて「さて、どっちのレッスンを受けようかな?」と選ぶ楽しみがあります。
あなただけの「黄金バランス」を見つける旅を、まずは気軽に体験レッスンから始めてみませんか?
▼ピラティスもヨガも体験してみる
>>こちらの記事で事前準備して「ピラティス体験レッスンの持ち物|初めてでも安心!服装ガイド」