今回は、
- 夫 年収600万円
- 妻 年収300万円
の世帯を例に夫婦の世帯年収の悩みに対する解決策を紹介します。
最後まで読んで自分たち夫婦との違いを比較してみてください。
共働き夫婦の年収900万は普通?
共働き夫婦の旦那さんは年収600万円と平均以上です。
妻もワーママとして頑張っています。このような夫婦のスタイルはよく見かける家庭です。
今回は年収900万円の生活費の実態と貯蓄術を説明します。
「共働きで年収900万円あるのに、なぜか生活が苦しい…」
そんな風に感じている共働き夫婦の皆さん、もしかしたらそれは錯覚ではありません。世帯年収900万円は決して低いわけではありませんが、生活スタイルや価値観によっては、余裕がないと感じることもあるでしょう。
この記事では、共働き夫婦の年収と生活費について、具体的なデータや節約術を交えながら解説します。「我が家は普通なのだろうか?」という疑問を解消し、より豊かな生活を送るためのヒントを見つけましょう。
共働き夫婦の年収事情
共働き夫婦の年収900万は「普通」?
世帯年収の平均と中央値
まず、共働き夫婦の世帯年収の現状を見てみましょう。
最新のデータでは、共働き世帯の平均年収は約700万円と言われています。しかし、平均値は高所得層に引っ張られやすいため、中央値(所得を高い順に並べたときに真ん中にくる値)の方が実態に近い場合があります。
中央値は約500万円程度です。
年収900万円は、平均よりも高い水準であり、決して低いわけではありません。
しかし、生活水準や価値観によって、感じる豊かさは大きく異なります。
「普通」の定義は人それぞれ
「普通」という言葉は非常に曖昧です。
周りの友人と比較したり、SNSの情報に影響されたりすることで、自分たちの生活水準が「普通」なのかどうか不安になることもあるでしょう。
しかし、「普通」の定義は人それぞれです。住む場所、家族構成、ライフスタイルなどによって、必要な生活費は大きく異なります。
他人と比較するのではなく、自分たちの価値観や目標に基づいて、無理のない生活設計をすることが大切です。
年収900万夫婦の生活費内訳例
それでは、年収900万円の共働き夫婦の生活費内訳の一例を見てみましょう。
あくまで一例ですが、参考にしてみてください。
費目 | 金額(月額) | 備考 |
---|---|---|
家賃 | 15万円 | 住宅ローン含む。都心部では高くなる傾向あり。 |
食費 | 8万円 | 外食費含む。自炊中心で節約可能。 |
水道光熱費 | 2万円 | 季節によって変動。節約意識が重要。 |
通信費 | 1.5万円 | スマホ代、インターネット回線代など。格安SIMの検討も。 |
交通費 | 1万円 | 通勤費、ガソリン代など。 |
娯楽費 | 3万円 | 趣味、旅行など。メリハリをつけることが大切。 |
衣服・美容費 | 2万円 | 個人差が大きい。 |
医療費 | 5千円 | 保険料含む。 |
雑費・日用品 | 1.5万円 | 洗剤、トイレットペーパーなど。 |
交際費 | 2万円 | 友人との食事、冠婚葬祭など。 |
貯蓄・投資 | 15万円 | 老後資金、子供の教育費など。 |
合計 | 51万円 | 上記はあくまで目安です。 家族構成やライフスタイルによって大きく変動します。 |
手取り | 約60万円 | 年収900万円の場合、手取りは約60万円程度になります (税金、社会保険料などを引いた額)。 |
余剰金 | 約9万円 | 貯蓄・投資に回すか、生活費に余裕を持たせるか、検討が必要です。 |
食費10万円は高すぎ?節約のコツ
例を挙げた夫婦の食費と消耗品で毎月10万円という金額に驚いている友人がいましたが、これは一概に高いとは言えません。外食の頻度や食材の質、家族構成によって大きく変動します。
食費を節約するコツとしては、以下の点が挙げられます。
- 自炊を増やす
外食は食費がかさむ原因です。できるだけ自炊を心がけましょう。 - まとめ買いをする
頻繁にスーパーに行くよりも、まとめ買いの方が無駄遣いを防げます。 - 旬の食材を使う
旬の食材は安くて美味しいです。 - 余った食材を有効活用する
冷蔵庫にある食材を使い切るように意識しましょう。 - 食材宅配サービスを利用する
献立を考える手間が省け、必要な食材だけを購入できるので、無駄がありません。
ストレスを減らす家事分担
ご夫婦で家事を分担していますか?
共働き夫婦にとって、家事分担は非常に重要です。
お互いの得意なこと、不得意なことを考慮し、無理のない範囲で家事を分担しましょう。家事代行サービスを利用することも、選択肢の一つです。
共働き夫婦がお金を増やすための3つのステップ
- 現状把握
- 目標設定
- 行動
以上の3ステップを詳しく説明します。
1. 現状把握:家計の見える化
まず、家計の現状を把握しましょう。毎月何にいくら使っているのか、把握できていますか?家計簿アプリなどを活用して、支出を記録し、無駄な出費がないかチェックしましょう。
2. 目標設定:将来設計を明確に
次に、将来の目標を明確にしましょう。
- いつまでに、いくら貯めたいのか?
- 老後の生活費はいくら必要か?
- 子供の教育費はいくら必要か?
目標を明確にすることで、貯蓄や投資のモチベーションを高めることができます。
3. 行動:投資を始めよう
貯蓄だけでなく、投資も積極的に行いましょう。
- つみたてNISA
- iDeCo
- 株式投資
- 投資信託
など、様々な投資方法があります。リスク許容度や投資経験に合わせて、最適な投資方法を選びましょう。情報3にあるように自己投資も忘れずに行いましょう。
まとめ|共働き夫婦の年収と幸福度
共働き夫婦の年収900万円は、決して低いわけではありません。
しかし、生活費や価値観によって、感じる豊かさは異なります。
重要なのは、他人と比較するのではなく、自分たちの価値観や目標に基づいて、無理のない生活設計をすることです。
家計を見直し、無駄な出費を削減し、貯蓄や投資を積極的に行うことで、経済的な自由を手に入れ、より豊かな生活を送ることができるでしょう。夫婦で協力し、お金と上手に付き合っていくことが、幸せな共働き生活を送るための秘訣です。